2015年10月16日金曜日

ビアジョッキにカラープリント

今までグラスやビアジョッキなどのガラス製品に、記念品としてレーザー彫刻でオリジナルを作ってきましたが、本日紹介するのは昇華転写という方法でカラープリントできるビアジョッキが発売されたということです。実はこのジョッキ、1年前に発売されていたのですが在庫がなくて、扱うことができなかったのです。昇華転写という方法はどういうものかというと、ポリエステルにだけ染まる分散染料というものがあります。これはポリエステル100%の糸を染めるために使われていたのですが、繊維以外のマグカップやアルミボトル、石、ガラスなどの製品の表面にポリエステル加工を施すことによりこの分散染料を広く使うことができるようになったということです。この染料は160℃の高温でポリエステルの分子に浸透していくので表面にインクをのせるプリントと違いこすってもとれることがありません。ただし熱いお湯で長時間洗ったりすると染めた部分の染料が不安定になり色が移染するので、高温では注意が必要です。また、色はあざやかできれいな発色が出るのもこの染料の特徴ですが、白色というものが存在しないので、下地が白か透明なものに白以外のC、M、Y、Kで染色することが可能ということです。

2015年10月7日水曜日

お客様から写真が届きました。

先日、ルート66の表札をご購入いただいたお客様から写真を送っていただきました。ご自宅を新築されたようできれいなテラスもあってとてもすてきなお家です。

2015年9月11日金曜日

木彫りのオーダー表札をレーザー彫刻

表札をレーザー彫刻機で作ることのメリットは大きさが自由に変えれることと、加工時間が短いのでレリーフのような、込み入った加工でもルーターや彫刻機を使うよりも早く加工できることです。
これはコストに大きく影響するので、安くできることはものづくりを考える上で非常に重要です。ですからアクリルや木材で表札を作る場合、レーザー加工機が多く使われているわけです。しかしデメリットもあり、木材をカットした部分が黒くこげてしまうことです。写真のようにカット面がこげているのがおわかりかと思います。これはヒノキの15ミリ厚の板をカットしたものです。こげの状態は材料になる木材と厚みによって変わります。3、4ミリの厚さであれば、あまり目立たないかもしくはこのこげが好きという方も多いです。お祭りの木札やお守りを量産する場合はレーザーカットすることが多いです。表札の場合は写真のように塗装して仕上げています。いろんなデザインの表札が一点ものとして安くできるメリットは大きいです。

2015年9月5日土曜日

白のTシャツに昇華転写でスマホ写真をプリントしてみました。

スマホで撮った写真を簡単に白Tシャツにプリントできます。コレは昇華転写という方法で白のポリエステル素材にのみ染めることができます。ですからTシャツも白のポリエステル100%のドライTシャツということになります。型を使わないので1枚づつのオリジナルTシャツが作れます。しかもこの染料は発色性が良いのできれいな色でできあがります。値段も安いのでプレゼント用途や簡単なユニフォームなどアイデア次第でいろんなオリジナルTシャツが出来ます。

2015年8月30日日曜日

アクリルや木材でレーザー彫刻用の治具を作っています。

数量物をレーザー彫刻する場合、加工用の治具は必ず必要です。また、治具の精度が製品の仕上がりを左右するので、アクリルや木材を使って精度の高い治具を作るよう心がけております。
簡単なものであれば、厚紙をレーザーカットして作りますが、ペン治具などは写真のように、ペンの大きさや形状に応じてアクリルで部品を何枚もカットして組み立てて作っています。緑色は金属プレート用の治具で、材料を均等に置ける用作りました。木材のものは根付ようのもので、材料を差し込んで固定して使います。それぞれ材料の大きさや形状に応じて作っています。

2015年8月22日土曜日

石鹸スタンプの作り方

今日は石鹸スタンプについて少し説明したいと思います。昨今、女性の間でオリジナル石鹸を作って販売をされておられる方が増えているようで、私のところに石鹸用のスタンプ作成のご依頼を多くいただくようになりました。石鹸スタンプは石鹸が固まるまえに捺すため、ゴム印のようなやわらかい印面ではいけませんし、水に強い素材で、加工が簡単でしかも低価格でできるものという条件が必要です。その要望にお答えするため、当店では数年前からキャストアクリルを使ったスタンプをお客様に提供させていただいております。ある程度、細かなロゴや細い線も表現できます。しかも5ミリ程度深彫りできますので、スタンプの底が石鹸にあたることなく捺せるというものです。価格もゴム印と同程度のものなので、データーを送っていただけるだけで加工することができます。
あまり大きなものはスタンプするときに力が必要なので、小さく分けて作ることをおすすめします。

2015年7月30日木曜日

大きな欅の一枚板を使ってレーザー彫刻で木彫りの看板を作った。

900×580のみごとな大きさの欅板を大工さんが持ってこられました。重さも20キロ近くあると思います。建築現場に宣伝のために立てかけておく為のものであるそうです。実はこの大きさが、私のレーザー彫刻機に収納できる材料の最大サイズなんです。加工範囲800×450なので、写真のような出来上がりになりました。素彫りなので木材の持つ自然の色合いや香りもそのまま表現しております。これを3枚作らせて頂きました。

2015年7月12日日曜日

今回はアクリルと木材を組み合わせた表札を彫刻したのですが、このアクリル板がふつうのアクリルではなくて、LEDの光をあてると全体が光るというものだそうです。しかも押し出し板ですので
レーザー彫刻しても、彫刻面が白くならないと思ったのですが、実際にやってみると写真のように
白くなったので安心しました。最近のアクリル板はいろんな物性のものが販売されており、すこし
強度があるものやUV加工されているものもあります。それぞれ用途に応じてアクリルを使い分ける時代に入ったのかなと思いますが、レーザーとの相性を調べておく必要があり、日々素材の勉強も時間を裂いてやっとかないと遅れてしまうので大変です。

2015年2月14日土曜日

色紙への寄せ書きをレーザー彫刻

木製パネルへ色紙に書かれた寄せ書きをレーザー彫刻しました。始めに色紙をスキャナーで読み取ることからはじめるのですが、私はA3のスキャナーを持っていないので、お客様にスキャンしていただいたデーターをもとに作成しました。細かい文字やインクのうすく書かれたところもありましたが全体的にはきれいにまとまって出来上がりました。